Minor Records JP

drums and recording

Long Live Rock 'n' Roll Deluxe Edition / Rainbow

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Long Live Rock'n'Roll。ロックよ永遠に。1950年代発祥ともいわれるロックンロールだから、もうすでに60年以上経っているし、1978年発売のこのアルバムだってすっかりロッククラシックの仲間入りを果たしている。デジタルの気配すらない。

演奏も録音も現代のロックのそれとは大きく異なる。ドラムの人=コージーは、耕耘機で畑を耕すがごとく、ドガドガバタバタタットロロン。太いバチで太鼓の皮をぶっ叩く。これぞ祭り太鼓。タイトル曲からしてドドンパだ。

一方ジャケットを見てみると、こちらは中世ヨーロッパ風。毛の中に顔が浮かび上がり、ゴーゴン5段積み。音楽家で髪が長い連中と言えば、ベートーベンに代表されるクラシック音楽家であろう。ヘヴィーメタルは明らかにクラシックの流れだ。少し顔色が悪いのもこの時代の特徴。現代のヘヴィーメタルは肥満傾向にある。

アルバム最大の山場、ヒット曲「キルザキング」。「王様を殺せ」なんていうクーデターソングなわりに、ノリは完全に暴走車。スピード狂として知られたコージーのドライビングはこんな感じだったのだろう。重たい車にドデカいエンジンで追い回されているような曲だ。

ディオはこのあとサバスに去り悪魔化。2010年胃癌で死去。コージーは流浪の果てに1998年事故死。残ったリッチーは、より一層中世ヨーロッパを意識した民族音楽バンド=ブラックモアズナイトを結成し現在も活動中。いろんな意味でお悔やみを申し上げたい。

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ブラックモアズナイトは、中世の祭りを現代に甦らせた。Long Live Rock'n'rollとはいかなかったようで、なんか残念...。